九州7県・山口県の47のバス・船舶事業者が加盟するSUNQパス運営委員会(事務局: 西日本鉄道)は、おトクなキャンペーン「ドカンと! 秋のSUNQ祭」を実施します。
「全九州4日券」は3000円引き
「SUNQパス」は、九州島内と山口県西部の都市間高速バス、一般路線バスのほぼ全線に加え、一部の船舶も乗り放題となるフリー乗車券です。利用できるバス路線数は約2,400路線にのぼり、バスが走っている限りこれ1枚で九州島内のすみずみまで移動することができます。普段からおトクなSUNQパスですが、九州の観光需要を喚起する目的でさらに安い割引価格となります。キャンペーン期間は2022年9月23日(金・祝)〜12月23日(金)の3か月間です。
全九州と下関エリアの対象バス・船舶が連続4日間、何度でも乗り降りできる「全九州4日券」は、通常価格の14,000円から3,000円引きの11,000円で発売されます。「全九州3日券」は通常の2,000円割引の9,000円、北部九州5県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分)と下関にエリアを限定した「北部九州3日券」も2000円引きの7,000円で購入できます。
キャンペーン価格での発売は、加盟各社の主要窓口では9月16日(金)から、スマートフォンで購入・利用できる「WEB SUNQパス」では9月23日(金・祝)から開始します。また、通常が宿泊や航空券とのセット販売用として旅行会社でのみ販売されている「北部九州2日券」(5,000円)につても、キャンペーン中に限り窓口やWEBでの単体購入が可能となります。なお、南部九州3県(熊本・宮崎・鹿児島)が対象の「南部九州3日券」については、通常価格(8,000円)での発売となります。また、MaaS(Mobility as a Service)アプリ「my route」および海外での販売はキャンペーン適用外となります(券種と発売価格、加盟会社リストなど詳細は下の図表を参照)。
高速バスも路線バスもフェリーも
SUNQパスは2005年(平成17年)3月に初めて試行発売され、2006年(平成18年)10月から本格発売へと移行しました。旅行会社での取り扱いは全国へと拡大され、訪日旅行者が多い韓国や台湾での現地販売も行われています。運営委員会には西日本鉄道、昭和自動車(本社:佐賀県唐津市)、西肥自動車(本社:長崎県佐世保市)、九州産交バス(本社:熊本市)、大分バス(本社:大分市)、宮崎交通(本社:宮崎市)、南国交通(本社:鹿児島市)、サンデン交通(本社:山口県下関市)をはじめ、47事業者が参加しています。
SUNQパスが利用可能なバスには、前面と乗車口横にステッカーが貼ってあります。乗降時にSUNQパスを運転士に提示するだけで利用でき、運賃の確認や小銭の用意は不要です。「福岡〜長崎」「福岡〜鹿児島」など事前予約制の高速バス路線については、インターネットや電話などであらかじめ予約を行う必要があります。また、「関門連絡船」「志賀島航路」「能古島航路」「熊本フェリー」「島鉄フェリー」「桜島フェリー」でも利用可能で、追加料金なしで乗船することができます。
運営委員会は、今後も利⽤可能バス路線や航路の拡⼤、おトクなキャンペーンなどを通じ、九州観光の発展に寄与する取り組みを進めていきたいとコメントしています。